使い勝手がよくなる注文住宅の間取り

使い勝手がよくなる注文住宅の間取り

注文住宅で最も重要なのは、間取りを現実と理想のバランスのとれた状態にするということです。
実際に、この部分で快適な状態になってないと生活感が存在しない違和感のある内装になってしまいます。
注文住宅の失敗例の代表的なものでも、この間取りが挙げられるくらいだからです。
現実的に生じている失敗例の中でも、キッチンやリビング、そして玄関やトイレなどの関連性をきちんと考えずに使い勝手が非常に悪い状態になってしまうことは珍しくありません。
こういった、使い勝手の悪さが生じてしまうのは生活動線を考慮に入れていないからです。
注文住宅では、安定した生活ができるようにその家族の生活の流れを理解しておく必要があります。
人間には、ライフスタイルを形成するときに日常の中で行動する当たり前の流れが存在します。
これを生活動線といって、実は普通の新築一戸建てではこういった流れを考慮しています。
そのため、注文住宅でもこの点を重視して最善の状態にしておかなくてはいけません。

注文住宅で人気の間取りはリビングからの回遊式

最近では、自分の住みやすい間取りで住宅を建てることが可能な注文住宅の人気が高まってきています。
新型コロナウイルスの影響によって在宅勤務が増えたことで、自宅が住みやすくなったらもっと仕事の効率が上がると考えている人が増えたことが要因の一つとなっているのです。
注文住宅で人気となっている間取りは、リビングから洗面所などの水回りを回遊することができるようなスタイルの住宅です。
リビングにキッチンとダイニングが付いているというケースが多くなってきたため、キッチンやリビングを回遊して水回りにアクセスできることで、家事の効率を格段に上げることが可能となっています。
夫婦共働きという家庭が多くなってきているため、家事のしやすい住宅というのは欠かせないポイントの一つとなっていますし、夫婦で家事を行うという場合でもお互いの様子が分かりますし、コミュニケーションが図りやすくなるということからこういった住宅が人気となっているのです。

著者:景山恒一

筆者プロフィール

長野県上田市生まれ。
ハウスメーカーに営業として勤務。
注文住宅の魅力をネットで広めています。